
ご飯が好きで、糖質制限はどうしても続かない



健診の数値が気になるけど、ご飯をやめるのは違う気がする
そんな方に向けて、ご飯をやめずに、白米の糖質と付き合う3つの方法を整理しました。量、混ぜるもの、食べ方の順に、今日からできる見直しをお伝えします。
僕は理学療法士として15年、生活習慣と体の関係を見てきました。僕自身も、食事と運動を見直して、体重-8kg、ウエスト-7cm、γ-GTP 108→39という変化を経験した当事者です。ただ、主食を抜いたことはありません。糖質を極端に削らずに、続けられる形を選んできました。
この記事では、僕の毎日のご飯の量と食べ方、現場で聞いた患者さんの声、そしてこんにゃく米という選択肢まで、順番に書きます。


ご飯を「やめる」より先に見直したい3つのこと
「糖質を減らす=ご飯を食べない」と考える方は多いです。ただ、主食を急に減らすと、続かなかったり、食事が味気なくなったりしがちです。まず見直したいのは、次の3つです。
- ① 量:今、どれくらい食べているかを知る
- ② 混ぜる:白米に、別のものを足す
- ③ 食べ方:順番と、食後の動き
① 量:自分の「ご飯の量」を知る
見直しの第一歩は、今、自分がどれくらいの量を食べているかを知ることです。茶碗に盛った量は、意外と毎回ばらつきます。「いつもと同じ一杯」のつもりでも、見た目の感覚だけでは、数十グラムの差が出ることがあります。
一度だけ、キッチンスケールで量ってみてください。それだけで、自分の「普段の一杯」が数字で分かります。ここがわかると、減らすのか、そのまま食べるのかを、感覚ではなく自分で決められます。


参考までに、僕の1日のご飯の量です。朝は70g、昼はもち麦入りのご飯を225g、夜はもち麦入りのご飯を300g食べています。もち麦とご飯の比率は半々です。
| 時間帯 | ご飯の量 | 中身 |
|---|---|---|
| 朝 | 70g | ご飯 |
| 昼 | 225g | もち麦入りご飯(もち麦:ご飯=1:1) |
| 夜 | 300g | もち麦入りご飯(もち麦:ご飯=1:1) |



ご飯をゼロにするのではなく、量と中身を決めて、毎日続けられる形にしています。
② 混ぜる:白米に、別のものを足す
白米だけで食べるのではなく、何かを混ぜるという方法があります。僕は、昼と夜の白米にもち麦を混ぜています。もち麦には「β-グルカン」という水溶性食物繊維が含まれます。
もち麦を混ぜると、プチプチとした食感が出ます。自然と噛む回数が増えて、食べるスピードもゆっくりになります。よく噛むことは、満腹感にも関わるとされています。続けやすさの面でも、ご飯の見た目や食べ方を大きく変えずに済むのが、混ぜる方法の良いところです。
もう1つ、ご飯を冷やすという工夫もあります。炊いたご飯を冷やすと、でんぷんの一部が「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」に変わります。小腸で消化されにくく、大腸まで届くでんぷんで、食後血糖値の上昇をゆるやかにすることが期待されています。冷蔵庫(4℃前後)で1時間以上冷やすのが目安です。冷たすぎるときは、人肌程度に温めても、一部は残るとされています。


(出典:Effect of cooling of cooked white rice. PubMed.2015.)
白米・玄米の違いや、冷やごはんの詳しい話は、こちらの記事にまとめています。
③ 食べ方:順番と食後の動き
同じ量のご飯でも、食べ方で食後の血糖値の上がり方が変わることが報告されています。意識したいのは、次の3つです。
- 野菜から先に食べて、ご飯を後にする(僕は意識していますが、平日の昼と夜は決まったメニューにしているので、順番にできない食事もあります)
- よく噛んで、ゆっくり食べる
- 食後15分以内に、5分だけ歩く、または足踏みをする
食後すぐに軽く体を動かすと、血液中の糖を筋肉が使ってくれます。激しい運動は必要ありません。食器を片付ける、家の中で足踏みをする、近所を5分歩くだけでも十分です。僕自身は、食後に歩く習慣を毎回徹底できているわけではなく、できる日に取り入れる程度です。完璧を目指さず、できる日に取り入れる形でも続けやすくなります。


(出典:Postprandial walking is better. PubMed.2009.)
今日からできる具体的な方法は、こちらの記事にまとめました。
極端な糖質制限は、続かないことがある
糖質を減らそうとして、ご飯を極端に減らす方もいます。ただ、現場で患者さんの話を聞いていると、主食の工夫は、続けやすさや「味気なさ」と切り離せないと感じます。
たとえば、糖尿病性腎症のある患者さんは、低糖質のご飯を選ぶなど、食事の工夫を強いられている方がいます。ある患者さんは、「味気ない」と話していました。食事は、体のためだけでなく、毎日の楽しみでもあります。
理学療法士の立場から、もう1つ伝えたいことがあります。主食を減らしすぎると、体を動かすためのエネルギーが足りなくなり、運動や歩くことが続かなくなったり、筋肉量を保ちにくくなったりすることがあります。
食事に制限が必要な方は、必ず医師・管理栄養士の指示に従ってください。制限がない方は、楽しみを残したまま、量や中身を調整するほうが続きやすい、というのが僕の実感です。



食事の見直しは、続けられることがいちばん大事だと、現場でも感じています。
選択肢の1つ:こんにゃく米
白米の量や中身を調整する方法の1つに、こんにゃく米があります。お米と一緒に炊いて、ご飯の一部を置き換える使い方が一般的です。
メリットと、知っておきたい注意点
- お米と一緒に炊くだけで使える手軽さ(製品による)
- ご飯の見た目や食べ方を大きく変えずに、量を調整できる
- 食物繊維を含む製品が多い
一方で、注意したい点もあります。
- 製品によって、原材料や食感が大きく違う(こんにゃくの割合が低い製品もある)
- 食物繊維をとりすぎると、おなかが張る人もいる
- 「カット」の表示は、原料のみの計算値のことがある
- 医師・管理栄養士から食事の指示がある方は、自己判断で使わない
選ぶときに確認したい5つのポイント
- 原材料の並び順:先頭に何が書かれているか(表示は、使った量が多い順です)
- 「◯%カット」の注記:何を基準にした数字か(原料のみの換算か、炊いた後の数値か)
- 1食あたりの使う量と、お米との混ぜる割合
- アレルギー表示:原材料に、乳成分や果物、大豆、ナッツ、ごまなどを含む製品もある
- 価格と条件:定期の回数の縛り、キャンセルの期限、送料
そのため、使うかどうかは、原材料表示と、表示の注記まで読んで判断してください。
50RICEの公式表示を整理した記事
こんにゃく米の1つ「50RICE」について、公式の販売ページで確認できた内容(価格、定期の条件、原材料、確認できなかった点)を、別の記事に整理しました。体験談ではなく、公式情報の整理です。
商品の詳細は、公式の販売ページでも確認できます。
50RICEの詳細はこちら![]()
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今日から始める3ステップ
全部を一度にやる必要はありません。1つずつ、順番に試してください。
- STEP1:茶碗1杯のご飯を、一度だけキッチンスケールで量る
- STEP2:1日1食だけ、白米にもち麦(または、こんにゃく米)を混ぜて炊いてみる
- STEP3:食後に、5分だけ歩く、または足踏みをする
1週間続けたら、食事の満足感や、食後の眠気がどう変わったか、メモしてみてください。自分に合う形が見つかると、続けやすくなります。
よくある疑問
まとめ
- ご飯を「やめる」より、量・混ぜるもの・食べ方の順に見直す
- 僕の1日のご飯は、朝70g・昼もち麦入り225g・夜もち麦入り300g。もち麦と白米は半々
- 炊いたご飯を冷やすと、レジスタントスターチが増える。食後に5分歩くのも続けやすい
- 極端な糖質制限は、続かず味気なくなることがある。制限が必要な方は医師・管理栄養士の指示を優先
- こんにゃく米は、原材料と表示の注記まで読んで、選択肢の1つとして検討する
食事の見直しは、続けることが何より大事です。今日の1食から、無理のない形で始めてみてください。






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