「可変式ダンベルって本当に使いやすいの?」
「フレックスベルって高いけど、それだけの価値はある?」
こういった疑問を持っている方に向けて、実際に1年以上使い続けている僕がリアルな感想を正直にお伝えします。
僕は理学療法士として15年、患者さんの運動療法に携わってきました。そして自分自身も筋トレを習慣にした結果、3ヶ月で以下の成果を得ることができました。
その筋トレを支えてきた道具の一つが、今回ご紹介する「フレックスベル 可変式ダンベル 32kg」です。
フレックスベル 32kgとは?基本スペックをおさらい
フレックスベルは、スウェーデン発祥のフィットネスブランド「NÜOBELL(ニュオベル)」が開発した可変式ダンベルです。日本では正規代理店を通じて販売されています。
・重量範囲:2kg〜32kg(2kg刻み・16段階)
・重量変更方法:持ち手(カラー部分)を回すだけ
・カラーバリエーション:オールブラック・ブラックなど(複数展開)
・セット内容:2個セット(台座なし/台座付きから選択可)※片側1個のみも選択可能
・対応重量バリエーション:20kg・24kg・32kg・36kg(用途や目標に応じて選べる)
最大の特徴は、カラー部分を回すだけで瞬時に重量を切り替えられる設計です。これが他の可変式ダンベルとの大きな差別点になっています。
僕がフレックスベルを選んだ3つの理由
理由①:重量変更がワンモーションで終わる

「フレックスベル 可変式ダンベル 32kg」は持ち手を回すワンモーションで重量を変更できるのが最大の特徴です。
僕はこのダンベルを購入する前は「アイリスプラザの可変式ダンベル(片側最大10kg・ネジ式ロック)」を使っていました。 ↓
このタイプはプレートを1枚ずつ付け替えたあと、ネジ式のカラーで締め込む必要があります。
重量変更のたびに数十秒〜1分近くかかり、セットとセットの間に毎回この作業が発生するため、じわじわとストレスが積み上がっていました。
また、これは完全に自分の不注意によるものですが、ネジの締めが甘いまま使用してしまい、トレーニング中に重りが落下して怪我をしそうになったこともあります。
だすくネジ式は「しっかり締めたつもり」が通用しない場面があり、慣れるまでは毎回確認が必要でした。
フレックスベルはカラーを回すだけ。
重量変更は数秒で完了し、ロックの締め忘れというリスク自体がありません。この安心感は、実際に使ってみるまで正直ここまで大きいとは思っていませんでした。
理由②:32kgまであるから、重量の天井が見えない





簡単に言えば、少しずつ扱う重量を増やしていかないと筋肉は成長し続けないというものです。
以前のダンベルは最大10kgまでしかなく、ある時点で「これ以上重くできない」という天井に当たってしまいました。
フレックスベルは32kgまで対応(※36kg対応の製品もあります)しているため、今の自分(最大22kgで使用中)からしても、まだ成長の余白が十分にあります。
理由③:バーが出っ張っておらず、フラットな形状


これは実際に使うまで気づきにくいポイントです。
従来型のダンベルはプレートの外側にシャフト(バー)が突出しています。ダンベルプレスをする際、ダンベルを膝に乗せてスタートポジションに持ち上げる動作がありますが、このバーが膝に当たって不快でした。



フレックスベルは両端がフラットな形状になっており、この不快感がゼロです。
細かいところですが、毎回のことなのでストレスの蓄積量は意外と大きいと感じています。
アイリスプラザ 可変式ダンベル![]() ![]() | フレックスベル 32kg![]() ![]() | |
|---|---|---|
| 重量範囲(片側) | 2.5kg〜10kg | 2kg〜32kg |
| 重量の刻み幅 | プレート枚数依存 | 2kg刻み(16段階) |
| 重量変更の方法 | プレートを付け替え+ネジで締める | カラーを回すだけ |
| 重量変更所要時間 | 数十秒〜1分程度 | 数秒 |
| シャフトの形状 | 両端にシャフトが突出 | 両端フラット |
| 膝上に乗せる時 | シャフトが膝に当たり不快 | ストレスゼロ |
| 耐久性 | 使用中にネジが緩んでくる | 1年使用で緩みなし |
「重量変更のストレス」を減らすと、筋トレ自体のパフォーマンスが上がる
少し心理学・行動科学の話をさせてください。
行動経済学の分野では、「摩擦コスト(Friction Cost)」という概念があります。
目的となる行動を実行する際に付随する小さな手間や障壁のことで、摩擦が大きいほど行動の継続率が下がるとされています。



今回であれば、「目的となる行動 = 筋トレ」です。
行動科学者のBJ・フォッグ氏が提唱する「フォッグ行動モデル」では、行動の実行しやすさ(Ability)を高めることが習慣化の重要な要素の一つとされています。摩擦を減らすことで、「やろう」という意欲が行動に結びつきやすくなるとされているのです。
筋トレに置き換えると、重量変更の手間という「摩擦」が毎セット発生することで、
・集中力が途切れる
・次のセットへの意欲が削がれる
・長期的には筋トレそのものへのモチベーション低下につながる
といったことが起きやすくなると考えられます。
実際、僕自身も以前のダンベルを使っていた頃は「また付け替えなきゃいけない」という気持ちが筋トレ前に少なからずあり、腰が重くなることがありました。



フレックスベルに変えてから、この感覚がほぼなくなったのは事実です。
道具が変わることで、習慣の継続しやすさが変わる。これは侮れない要素だと思っています。
理学療法士として見た、フレックスベルの設計の優秀さ
「漸進的過負荷」という言葉を先ほど触れましたが、もう少し掘り下げます。
筋肉は同じ負荷を繰り返しているだけでは成長を止めます。徐々に重量・回数・セット数のいずれかを増やし続けることで、筋肉に新たな刺激を与え続ける必要があります。
これを実践しようとすると、必然的に重量を細かく変更する機会が増えます。
・今日は調子が良いから2kg上げてみる
・このメニューは次回から1段階上の重量で試す
・疲労が溜まっているから今日は少し下げる
このような細かな重量調整を、ワンモーションで・ストレスなく・すぐに実行できることが、トレーニングの質を長期的に高めていくうえで非常に重要です。



僕は現在、胸・背中・脚・肩・腕と全身をローテーションしながら週に複数回筋トレをしています。種目数が多いほど重量変更の頻度は増えるため、この恩恵を毎週実感しています。
2kg刻み・16段階という細かな設定は、まさにこの「漸進的過負荷」を実践しやすくするための設計だと感じています。
1年使ってわかった正直な感想
良かった点
① 重量変更のストレスがほぼゼロになった
一番大きかったのはここです。「またプレート付け替えなきゃ」という気持ちがなくなったことで、筋トレへの気乗りが変わりました。
② 見た目がモチベーションを上げてくれる
僕はオールブラックを購入しましたが、個人的に好みの色で、トレーニングスペースに置いていても気分が上がります。細かいことのようですが、道具が好きだと使いたくなるものです。
③ 耐久性に不安がない
1年間毎週使い続けていますが、重量変更のダイヤルの動きが悪くなった、ガタついてきた、といったことは一切ありません。
ちょっと不満だった点
価格が高い
これが唯一の正直なデメリットです。正規品の32kg 2個セットは決して安くはありません。
購入前は「価格に見合う機能性があるのか」と賭けのような感覚もありました。ただ、実際に1年間使い続けた今は、価格を上回る価値はあったと感じています。
こんな人に向いている・向いていない
まとめ
フレックスベルを1年使ってきた感想を一言でまとめると、「筋トレを続けやすくしてくれる道具」です。
機能性・設計・耐久性のどれをとっても、日々のトレーニングの質を下げる要素がありません。価格は高めですが、筋トレを本気で習慣化したいなら、道具に投資することは決して無駄にはならないと感じています。
重量変更のストレスをなくすことがここまで筋トレの継続に影響するとは、使う前は正直想像していませんでした。
迷っている方の参考になれば幸いです。



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